文字数を減らすことが最優先
遠くから読める文字数には限界があります。言いたいことを削るのが最初の仕事です。
- 長い呼びかけ → 短い一語に
- 説明的な文 → 単語に
うちわは読んでもらう時間が一瞬しかありません。文章として成立していなくても、伝わればよいと割り切ってください。
線を太くする
細い書体は、距離が離れると消えます。太いゴシック体系が基本です。
さらに、文字のまわりに縁取りを付けると背景から分離して読みやすくなります。縁取りは文字色と明度が大きく違う色にしてください。
色の選び方
会場は暗く、照明で色が転びます。次を目安にしてください。
- 背景と文字の明るさの差を大きくする
- 同系色どうし(濃い青の背景に青い文字など)は避ける
- 蛍光色は目立つが、規定で制限される場合がある
色相ではなく明度で差を付けるのがコツです。彩度の高い色どうしでも、明るさが近いと溶けて見えます。
サイズの配分
- 一番伝えたい語を最大に
- 補助的な語は思い切って小さく
- 余白を詰めすぎない
全部を大きくすると、結果的にどれも読めなくなります。強弱を付けるほうが読みやすいです。
作ったあとの確認
必ず、離れて見てください。
- 部屋のいちばん遠い場所から見る
- 少し暗くして見る
- 写真に撮って縮小表示して見る
3つ目が手軽で効果的です。スマホで撮って親指の爪くらいの大きさに縮めても読めるなら、会場でも読めます。
規定の確認を忘れずに
デザインが決まっても、サイズや素材が公演の規定に合っているかの確認が必要です。作り直しになると時間も費用も無駄になります。先に規定を見てからデザインに入るほうが早く終わります。